WISC-Ⅴ

Wechsler Intelligence Scale for Children – Fifth Edition
略称 WISC-V(ウィスク・ファイブ)

(※画像提供 日本文化科学社)

原著者 David Wechsler

原版出版社 Pearson

日本版出版社 日本文化科学社

日本語版 日本版WAIS-V刊行委員 上野 一彦 石隈 利紀 大六 一志 松田 修 名越 斉子 中谷 一郎

適用年齢 5歳0カ月~16歳11カ月

発行 2021年度

WISC-Ⅴ知能検査の特徴・変更点

①検査の構成が変わりました。WISC-Vの解釈は、FSIQ、主要指標、補助指標の3つの指標レベルで行うことができます。

②FSIQを含め11の合成得点が算出できるようになりました。

③知覚推理指標がなくなり、視空間指標と流動性推理指標に置き換えられました。

④下位検査は全部で16あり、主要下位検査(10)と二次下位検査(6)の2つのカテゴリーに分類されます。

⑤新しい下位検査として「バランス」「パズル」「絵のスパン」が、「数唱」の課題に「数唱:数整列」が加わりました。また、「語の推理」と「絵の完成」はなくなりました。

WISC-Ⅴ知能検査の構成

FSIQ(全般的な知能を表す)

主要指数(特定の認知領域の知的機能を表す)

言語理解指標(VCI) 

視空間指標(VSI) 

流動性推理指標(FRI) 

ワーキングメモリー指標(WMI) 

処理速度指標(PSI) 

補助指標(臨床的ニーズに基づいたさまざまなグループの認知能力を表す)

量的推理指標(QRI) 

聴覚ワーキングメモリー (AWMI)

非言語性能力指標(NVI) 

一般知的能力指標(GAI)

認知熟達度指標(CPI)