MMPI ミネソタ多面的人格目録
(※画像提供 日本文化科学社)
Minnesota Multiphasic Personality inventory
原版著者S. R. Hathaway J. C. McKinley
日本版著者MMPI新日本版研究会
所用時間正式60分 略式40分
適用範囲15歳~成人
特徴
MMPIは、たくさんの質問に対して「そう」「ちがう」で回答してもらい、その結果を総合的に解釈して人格を多面的に測定する検査です。
基礎尺度 (妥当性尺度・臨床尺度) と追加尺度が得られます。
妥当性尺度があるので、受検態度をチェックし「結果の意図的な歪曲」がないか検討できます。
臨床尺度は性格傾向を把握する際に基本となる10個の尺度です。
抑うつ尺度、パラノイア尺度、統合失調症尺度などが算出できます。
追加尺度は臨床尺度を補足する尺度です。採点プログラムを用いれば、臨床尺度に加えて何百もの追加尺度のうち有用なものを一気に算出できます。
1993年に再標準化を行いました。性別、年齢、出身地、教育歴、職業に基づいて厳密に標準化されています。
実施形式
カード式 必要なもの:カード式セット、冊子式Ⅱ型用紙、採点盤(基礎・追加) 代わりに採点ソフトも使用可
●被検者にとって最も負担が少ない方法です。
●質問項目が記入されているカードを1枚ずつ分類箱に分類、その結果をⅡ型回答用紙に転記して採点を行います。
●転記する代わりに、採点プログラムへ入力して採点を行うことも可能です。
コンピューター採点 必要なもの:タイプB質問票、Ⅱ型電算版回答用紙
●妥当性尺度と臨床尺度について、弊社にて粗点、Tスコアを算出、プロフィール表とともに出力いたします。
●採点結果にもとづいて、性格特徴や症状についての解釈文を出力、さらに精神医学的診断印象やゴールドバーグ指数などが別欄に表記されます。
● 15の追加尺度についても採点可能であり、基本的な診断に十分なデータが提供されます。
採点プログラム方式 必要なもの:採点プログラムセット
●MMPIの60以上の尺度を一括して採点処理できるWindows専用のコンピュータプログラムです。
最も多くの尺度を一度に処理できます。採点プログラム方式 『MMPI 新日本版採点プログラム』