子どもだけではなく、大人の発達障がいも増え続けているという話を聞いたことがありませんか?
「発達障害」という言葉が広く知られるようになり、多くの人が、自分も当てはまるのではないかと感じて、医療機関や相談機関を訪れるケースが非常に増えています。
発達障害の診断は丁寧な問診と診察に、発達検査等によって診断されますが、診断に至らない場合は、障害というほどではない「グレーゾーン」と判定されることになります。
障害というほどではない、境界域と判定されることは、喜ぶべきことなのかというと、そうではないことが多いのです。
自分の生きづらさの原因を「発達障害」に求めて、病院を受診した人にとって、どちらとも言えないという曖昧な答えは、より苦しみを増すことに繋がるといいます。
グレーゾーンの人は、障がいレベルの人と比べて生きづらさが弱まるどころか、ときには、より深刻な困難を抱えやすいのです。
障がい未満なのに生きづらいのは何故か?ではなく、障がい未満だから生きづらいのです。
では、グレーゾーンの8つのタイプを紹介します。
①同じ行動を繰り返す人たち 〜こだわり症・執着症〜
②空気が読めない人たち 〜社会的コミュニケーション障害〜
③イメージできない人たち 〜ASDタイプと文系脳タイプ
④共感するのが苦手な人たち〜理系脳タイプとSタイプ〜
⑤ひといちばい過敏な人たち 〜HSPと不安型愛着スタイル〜
⑥生活が混乱しやすい人たち 〜ADHDと擬似ADHD〜
⑦動きがぎこちない人たち 〜発達性協調運動障害〜
⑧勉強が苦手な人たち 〜学習障害と境界知能〜
このようにさまざまなタイプの「グレーゾーン」がありますが、
大切なのは 診断 ではなく 特性 を知ることです。
時代を代表する起業家たちの中にもグレーゾーンと言われる人は多くいました。
愛着の課題に苦しむ人が急増するなかで、特性を知り逆境をエネルギーに変えていけるような援助ができればと思います。